優先座席付近では、携帯電話の電源をお切り下さい

電車のアナウンスで「優先座席付近では、携帯電話の電源をお切り下さい」というものがあります。でも、優先座席付近では、携帯電話で堂々と通話している人もあれば、メールを送受信している人、モバゲーに没頭している人ありで、まったくアナウンスも意味なし状態。かく言う私も、携帯こそ触らないものの、電源をオフにはしていませんでした。

大抵、街に出るには10分程度。その間に電源オフというのも、なんだか面倒だったのです。

ある日、友人が、「優先座席付近で、電源オフにしてる?」と訊いてきたので「恥ずかしながら…」と言葉を濁していると、「私もよ。でも、この前、心臓ペースメーカーの年配の人が隣に座ってきて…」と話し始めました。聞くと、優先座席付近ではない場所で、メール送信をしようとすると、隣の年配女性に、「やめて!」と制され、びっくりしたそうです。聞けばその女性は心臓ペースメーカーを装着していて、街に出ると若い人はみんな携帯を触っていて、いつ心臓が止まるのかと思うと外出もできない。心臓が一瞬でも止まると、血液の流れが止まり、呼吸ができなくなる。だから、怖いんです、本当にお願いします、と真剣に言ってこられたそうです。友人は「それからは私、数分であっても、電源を切るようにしたよ」と言っていました。私もその話を聞いてから、初めて事の重大さを感じ、携帯電源には注意するようになりました。確かにいつ、心臓が止まるかと思いつつ外出するのは恐怖です。また、ペースメーカーはお店の自動ドア付近でも一瞬止まるらしく、本当に大変なことなのだ、と実感しました。携帯マナー、きちんと守ろうと思います。

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